連載第八回目です。
今回はMariaDBをインストールします。
MariaDBはMySQLの完全互換で、高速性を持っているので採用します。
SQLクエリも全く同じものが使えます。
詳しくはMariaDB vs MySQL: 徹底比較をご覧ください。
MariaDBとphpMyAdminにより、Flaskアプリのデータベースを設定し、GUI上で触れるようになります。
この記事は、VPSで作るPythonでのWebアプリ運用環境の連載記事です。
その他については上記ページをお読みください。
1. MariaDBインストール
PHPと同じように、MariaDBもyumのリポジトリではバージョンが古いので、MariaDBの公式サイトからインストールします。
vi /etc/yum.repos.d/MariaDB.repo
ファイルの内容は下記の通りにします。
[mariadb] name = MariaDB baseurl = http://yum.mariadb.org/10.5/centos7-amd64 gpgkey=https://yum.mariadb.org/RPM-GPG-KEY-MariaDB gpgcheck=1
インストールします。
yum -y install MariaDB-server MariaDB-client
バージョンを確認します。
mysql -V
いつものごとく起動と自動起動設定を行っておきます。
systemctl start mariadb systemctl enable mariadb
2. MariaDB(MySQL)初期設定
下記コマンドで始めます。
mysql_secure_installation
質問が色々と出てきますので、1つずつ丁寧に答えていってください。
1. パスワードを入力してね。(初回はそのままエンターを入力してください)
2. 認証にunix_socketを使うか? >> n
Yにすると別途設定が必要です。
3. MySQLのrootパスワードを変更するか? >> Y
パスワードの入力が必要です。
4. anynomous(無名)ユーザーを除外するか? >> Y
5. リモート接続を不許可にするか? >> Y
6. testデータベースは不要か? >> Y
7. 特権テーブルをリロードするか? >> Y
最後に、環境設定を行います。
vi /etc/my.cnf.d/server.cnf
[mysqld]に下記を追記してください。
character-set-server = utf8
再起動を行います。
systemctl restart mariadb
おわりに
今回はMariaDBをインストールしました。
これでphpMyAdminを導入する準備はできました!
次回はphpMyAdminをインストールします。
この記事は、VPSで作るPythonでのWebアプリ運用環境の連載記事です。
次は、9. phpMyAdminインストールです。