これは[Meisyo]ビッグデータから学ぶ試合の基礎設計2の投手編です!
ここでは、「どのパラメータが打率等にどれくらい関係するのか」を理解することで強いチームを作る指針を記載しておきます。
というわけで27-2. 重回帰分析を使っていきます。
この結果(防御率)はどの要素(速球、コントロール、体力…etc)が関係してるの?を答える統計解析です。
調査方法は前回と同じです。
調査内容
・計算する結果
防御率、WHIP
・要素
定数項(1)、速球、速球キレ、コントロール、体力、変化球タイプ、総変化量、総キレ量
※定数項あり。
※変化球タイプはチェンジアップあり=1、なし=0
調査結果
データ(選手)数:390
トータルアウト(/3で投球回):32720
倍率:10000(結果を見えやすくするため)
*SE:標準誤差
関係すると考えられる能力は赤(太)、関係しそうなのは黒(太)、関係しないと考えられる能力は黒で表記します。
判定基準も前回と同じ。
結果名 | 各 | 速球 | 速球キレ | コントロール | 体力 | 変化球タイプ | 総変化量 | 総キレ量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
各SE | SE | SE | SE | SE | SE | SE | SE | |
防御率 | 17419 | 403.0 | -98.79 | -262.1 | 606.4 | -878.1 | 254.0 | 65.59 |
23467 | 237.9 | 139.7 | 240.3 | 225.1 | 4933 | 184.9 | 115.4 | |
WHIP | 14194 | 79.71 | -17.37 | -84.76 | 86.75 | 271.0 | -7.885 | 0.436 |
4883.8 | 49.52 | 29.09 | 50.01 | 46.85 | 1026 | 38.48 | 12.36 |
結論から言うと、「防御率、WHIPに体力が相関し、速球が弱く相関し、コントロールはマイナスに相関するかも」と言えるでしょう。
加えて、「複雑なパラメータが絡み合って存在していることが予想される」ということでしょう。
ただ、打撃側のように強い相関は見られません。
投球タイプ(チェンジアップ持ち)での違いが出なくてよかったです。
どの球種を持てば強いというのはなさそうですね。
問題点!
コントロールはマイナスに相関する・・・?
コントロールに能力が割り振られるより、速球、体力に割り振られたほうが強い・・・?
四球率は高くなっても、それよりも打たれないほうがマシ?本当かなあ。
私の主観とデータとのぶつかり合いですね。
このデータを使ってチームを導いていきましょう!!
こぼれ話
Meisyoには隠しパラメータがあります。
投手には1,2,3、野手にも1,2,3とあってそれぞれ3すくみを形成しています。
今回要素として調べてみましたが、「全体的に見ると結果はそこまで変わらない」という結果が出ました。3すくみだからしょうがないね。
どうしても打てないピッチャーが居る。もしかしたら、ベンチに眠っているあの選手が打ち砕くかもしれない・・・!というのを期待して作ってます。
[…] […]
[…] 標準偏差)分離れているってことですね。 →現状どうなってんの? [Meisyo]ビッグデータから学ぶ試合の基礎設計3を見る限り、速球が上がると防御率、WHIPともに上がってる。・・・ゲ […]