RのWeb制作

Webサービス制作のための技術情報を。データ分析(Python、機械学習コンペ他)や自作野球ゲームMeisyoのこと中心。

Web制作 VPS

(VPSでつくる) WinSCPでFTP接続

投稿日:2021年5月7日 更新日:

連載第十回目です。

これまではVPSサーバーに対し、viエディタで色々なファイルを編集してきました。
ただ、今後はFlaskアプリなど、かなり作り込んだサービスの導入テストを行いますので、一ファイルずつviエディタで書き込んでると日が暮れます。

そのため、FTP通信を使って、VPSサーバーにファイルを転送してしまいましょう。

この記事は、VPSで作るPythonでのWebアプリ運用環境の連載記事です。
その他については上記ページをお読みください。

1. ユーザーの作成

FTPユーザー(ftp-user)を作ります。他の名前でも構いません。
パスワードも設定しておきましょう。

useradd ftp-user
passwd ftp-user

あとは、ユーザーが操作できる最上位のディレクトリのパーミッションを0755に設定しておきます。

chmod 755 /usr/share/nginx

2. FTPのインストール

FTPパッケージのインストールを行います。

yum -y install vsftpd

3. FTPの設定

FTPの設定ファイル(/etc/vsftpd/vsftpd.conf)を2通り変更します。
(1)内容の追記

# userlist_fileで指定指定したユーザを接続可能にする
userlist_enable=YES

# アクセスファイル(/etc/hosts.allow, /etc/hosts.deny)をアクセス制御に利用しない
tcp_wrappers=NO

# ドットから始まるファイルを含めた一覧を返す
force_dot_files=YES

# ファイル(またはディレクトリ)のタイムスタンプの表示をローカルタイムで表示する
use_localtime=YES

# ユーザー毎の設定ファイルの場所を指定する。
user_config_dir=/etc/vsftpd/user_conf

# chroot設定で許可する
allow_writeable_chroot=YES

# chroot設定で許可するを設定すると、下記エラーが防止できます。
OOPS: vsftpd: refusing to run with writable root inside chroot()

(2)コメントアウトから有効にする

# ルート設定有効ユーザー
chroot_local_user=NO
chroot_list_enable=YES
chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list

意外と追記内容(赤枠)が多いですが、問題ありません。

ルート設定ユーザーリストファイル(/etc/vsftpd/chroot_list)を下記の通りにしてください。

ftp-user

※改行で新規ユーザーを追加可能です。

ユーザー設定用ディレクトリとファイルを作ります。

mkdir /etc/vsftpd/user_conf
vi /etc/vsftpd/user_conf/ftp-user

ユーザー設定用ファイル(/etc/vsftpd/user_conf/ftp-user)を下記の通りにしてください。

local_root=/usr/share/nginx

※コピペすると先頭数文字が切れる場合があるので注意ください。

いつもの通りサービスのスタートと再起動可能設定を行います。

systemctl enable vsftpd
systemctl start vsftpd

4. FTPのテスト

仕様ソフトはWinSCPを例にしていますが、他ソフトでも構いません。

下記の通り設定します。
IPアドレスは環境に応じて変更してください。

パッシブモードオフも忘れずに。

接続すると下記のような表示となります。
上位のディレクトリに移動する(赤枠)をクリックしても、設定したディレクトリより上には行けないことを確認できます。

上位のディレクトリに行けない設定にするのには、セキュリティの観点から言って正解です。
FTPユーザーはファイルを送受信するだけの役割であり、サーバーの中身は見る必要はありません。

おつかれさまでした。

おわりに

今回でFTPでのファイル送受信が可能となり、前回行ったデータベースと合わせて、本格的なアプリを構築する準備ができました。
次回は、Pythonの軽量なフレームワークFlaskで本格的なアプリを構築していきます!

ちなみに、FTPは平文でファイルをやり取りするためセキュリティ面に脆弱性があります。
よりセキュリティを高めるなら、SFTPなどを利用することをお勧めします。

この記事は、VPSで作るPythonでのWebアプリ運用環境の連載記事です。
次は、11. PythonでMariaDB(MySQL)へ接続できるアプリを触ってみようです。

-Web制作, VPS

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

ミニ四駆ブログまとめ RSS読み込み速度の改善

更新時、非常に重い思いをしていたRSS読み込み速度が改善されました。 読み込み時間が約1/3くらいになったと思います。 わかったブログ – 複数のRSSフィードを高速でまとめる方法を参考に …

no image

C言語およびC++のコンパイラMinGWのインストールとテスト in Windows Vista

Windows環境でCとC++を開発するためのコンパイラ「MinGW」のインストールを行います。 初心者なので少し不安ですが、参考ページを見つつ現状に合わせて行いました。 日付:2013/12/07 …

野球ゲームデータで遊ぶデータサイエンス

名将と呼ばれた者達のデータを使って、データサイエンスを学んでみましょう! 生きたゲームデータ&整えられたデータは中々公開されていないので、いろいろするのにおすすめかもしれない。(Kaggle等除く) …

no image

swiftでゲームプログラミング(開始前)

iPhoneアプリを開発するために必要な言語「Swift」 そういえばこれまで適当な書き方で無理やり実装していたなと思い、教科書的なものを買いました。 初心者の人は独学でやるより、教科書買ってやった方 …

no image

PHPのコーディング規則、PSRを学ぶ(1)

PHPはかなり自由に書けることが魅力なのですが「自由に書ける」=「独自化する」=「その人以外わからない」等式が成り立ってしまいます。 これは困った。 つまり、コーディング(コードの書き方)の一般的な規 …

筆者情報

名将と呼ばれた者達(Meisyo)公式ブログ
高校野球チーム育成シミュレーションゲーム。個性豊かな選手たちを育成し、監督としてチームを優勝に導こう!

Twitter(R@おいす)
連絡はこちら

メインサイト:Rの考え方

気に入ったらクリックしてね!